AI活用

【AI活用 第3回】販促コピーが10倍速で書ける ― SNS投稿・チラシ・DMの即戦力プロンプト集

前回の記事では、提案書・見積書・社内文書を AI で素早く下書きする方法をご紹介しました。

本日はその続編として、関西ぱどの本業でもある販促分野 ― SNS投稿文、チラシ・ポスターのキャッチコピー、DM・ハガキの文面を、AI で素早く作る方法をお届けします。

「販促コピーは紙でも WEB でも、書き慣れていないと毎回ゼロから悩む作業」です。そこを AI に手伝わせると、考える起点ができるため一気に楽になります。今回もそのまま使えるプロンプトを3本載せていますので、ぜひお試しください。

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販促コピーで AI を使うときの3つのコツ

本題に入る前に、販促コピー特有の “上手な指示の出し方” を整理しておきます。この3つを押さえるだけで、出てくるコピーの質が大きく変わります

① ターゲットを具体的な人物像で伝える

「30代女性」ではなく「30代前半の働く女性、平日夜は疲れて自炊する余裕がない」など、顔が浮かぶレベルで指定します。

② 訴求軸を1つに絞る

「安さ・品質・スピード・地域密着・限定感」など、伝えたい価値を欲張らず1つに絞って指示します。複数訴求は読み手の記憶に残りません。

③ 媒体と文字数を必ず指定する

「Instagram 投稿で 100 文字以内」「チラシのメインキャッチで 15 文字以内」など、媒体ごとの制約を最初に伝えます。

シーン1:SNS投稿文(Instagram・LINE公式)

SNS は更新頻度が命ですが、毎回ネタを考えるのが負担になりがちです。「テーマだけ決めて、文面は AI に下書きさせる」運用に切り替えると、投稿が止まらなくなります

▼ そのまま使えるプロンプト例

あなたは中小企業のSNS運用担当者です。
以下の条件で、Instagram投稿用の文面を作成してください。

■ 投稿テーマ:新メニュー「夏限定・冷やし担々麺」の告知
■ ターゲット:30〜40代の働く女性、ランチでよく当店に来てくれる層
■ 訴求軸:暑さで食欲が落ちる時期にぴったり、辛さと冷たさの両立
■ 出力形式:
 ・冒頭フック1行(目を止めさせる短い言葉)
 ・本文100文字程度
 ・ハッシュタグ8個
 ・絵文字は2〜3個まで控えめに

3パターン作成してください。

使うときのポイント

「3パターン作成してください」と複数案を出させるのが、SNS で AI を使う最大のコツです。出てきた中から良いものを選び、自分の言葉で少し手を入れる。これだけで投稿の質と量が両立します。LINE 公式の場合は「LINE 公式アカウント配信用、200文字以内、絵文字なし」などに切り替えるだけで応用できます。

シーン2:チラシ・ポスターのキャッチコピー

チラシの命はメインキャッチです。たった15文字の中に、誰に・何を・なぜ今 ― を込める必要があります。ここで悩んで何時間も止まる経営者は多いのではないでしょうか。AI に複数案を出させて選ぶ運用が、最も時短になります。

▼ そのまま使えるプロンプト例

あなたは販促コピーライターです。
以下の条件で、チラシのメインキャッチコピーを作成してください。

■ 業種:地域密着の学習塾
■ 対象:小学6年生の子を持つ、中学受験を考え始めた保護者
■ 訴求軸:「家から徒歩圏内」「少人数制で目が届く」「夏期講習からの新規受け入れ」
■ 媒体:A4チラシのメインキャッチ
■ 文字数:15文字以内、サブキャッチは25文字以内
■ トーン:押し付けがましくなく、保護者の不安に寄り添う

メインキャッチ5案 + 各案にサブキャッチをセットで作成してください。

使うときのポイント

チラシのキャッチは 「業種・対象・訴求軸の3点セット」を必ずプロンプトに含めるのが鉄則です。これが抜けると、どこにでもあるような無難なコピーしか出てきません。AI に5案ほど出させて、自分の地域・お客様像にしっくり来るものを選ぶ。それを軸に自分の言葉でブラッシュアップすると、自社らしさのあるコピーに仕上がります。

シーン3:DM・ハガキの文面

既存顧客への DM やハガキは、新規向けより難しい面があります。「久しぶりすぎる」「売り込み感が強すぎる」のバランスを取らないと、逆に関係を悪化させかねません。ここも AI に下書きさせると、客観的で適度な距離感の文面が作りやすくなります

▼ そのまま使えるプロンプト例

あなたは顧客との関係を大切にする店舗オーナーです。
以下の条件で、既存顧客向けDMハガキの文面を作成してください。

■ 業種:美容室
■ 対象:半年以上ご来店のない既存顧客(40代女性中心)
■ 訴求軸:「ご無沙汰のお詫び+季節の挨拶」を主に、再来店特典の案内は控えめに
■ 構成:
 ・季節の挨拶(2行)
 ・お客様への気遣い文(2〜3行)
 ・再来店特典の案内(2行・押し売り感を出さない)
 ・締めの一言(1行)
■ 文字数:ハガキ裏面に収まる300文字程度
■ トーン:営業文ではなく、手紙に近い温度感で

使うときのポイント

「営業文ではなく、手紙に近い温度感で」のような感覚的な指示も、AI はきちんと読み取ってくれます。DM が「セール案内のチラシ」になってしまうと開封率が下がりますが、手紙トーンで書くと反応が変わります。出てきた下書きを声に出して読み、違和感があれば微調整するのがおすすめです。

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販促コピーで AI を使うときの注意点

AI が出してくる販促コピーは、あくまで「下書き」です。そのまま使うと、他社のコピーと似たり寄ったりになるリスクがあります。理由は単純で、AI は学習データに含まれる「世の中によくあるコピー」をベースに作るためです。

最後の仕上げは必ず人間が行うこと。具体的には「自社ならではの強み・地域名・お客様の声」を一言加えるだけで、AI が出した文面が自社のコピーに変わります。AI は速度、人間は固有性 ― この役割分担が販促コピーの基本です。

次回予告

次回(第4回)は、採用に効く AI 活用 ― 求人票・スカウト文・面接準備をテーマにお届けします。人手不足に悩む中小企業の皆様には、特に試していただきたい内容です。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

まとめ

販促コピーで AI を使うコツは、「ターゲットを具体化」「訴求軸を1つに絞る」「媒体と文字数を指定する」の3点を必ず指示に入れることです。これを押さえれば、SNS・チラシ・DM のいずれでも、自分でゼロから書くより圧倒的に速く、質も安定します。

関西ぱどでは、AI に初めて触れる経営者・ビジネスパーソンを対象に、短期集中型の「AI Bootcamp」を開講予定です。実際に手を動かしながら、自社業務への活かし方を学べる内容になっています。

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執行役員 / WEBマーケティング営業部 部長
監修 : 田中 勉
30年間、エリアマーケティングの最前線で培った知見を活かし、オフラインとオンラインを融合したクロスマーケティングを支援してまいりました。1000社を超えるサイト診断・コンサルティング実績に基づき、常に最新トレンドを捉えた戦略的なアプローチで企業の成長を後押しいたします。

保有資格:
❒IMA検定(スタンダード)認定者
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